畳の研修会・愛知県 恒例の畳の研修会、今回はは名古屋での開催となりました。 7月23日〜25日の三日間、相変わらず畳漬けの生活を送ってきました。
今回の課題は二点、神社で使用する軾(ひざつき)と、お寺で使用される礼盤(らいばん)・四天付きの製作です。
幹事さんの用意してくれた材料を使い、限られた時間で製作に励みます。 軾は一人一枚ずつ製作しましたが、礼盤は時間が掛かるので3〜4人でグループを作り、共同制作となります。
みんな真剣なのですが、ムードは和やか。思いがけない失敗などもカバーしあって作業は続きます。
毎回、同じような作業に見えるかもしれませんが、「紋」と呼ばれる柄を欠ける事なくキチンと出す縫い方や、別パーツの縁を合体させて紋を合わせる技法は基本中の基本で、何度やっても良いものです。 同じ作業の中でも改めて発見した事もあり、今回も有意義な三日間でした。 いつも通りの濃い内容と共に、これも定番の畳談義は夜中まで続きます。。 |
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畳の研修会・名古屋城本丸御殿 研修会の最終日は名古屋城・本丸御殿の見学も見逃せないコースです。 豪華な装飾はチラリと見て、集団で下ばかり見て歩く姿に、係員の方も不思議だったようです。。 まだすべてが完成しているわけではありませんが、機会があればぜひご覧ください。 |
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畳のランドセル 間もなく迎える入学シーズン。 新入学生の皆様、おめでとうございます。
この時期の当店の定番・ディスプレー「畳のランドセル」を新しく作りました。
毎年、素材や縁などに変化を付けながら作っていますが、今年は床の間などに使う「紋縁(もんべり)」を使ったバージョンと、春らしい「ピンクの桜」の縁を使った二つのランドセルを展示しています。
今年は花屋さんから「桜」も調達しましたので、一足早いお花見も楽しめます。 桜の花に顔を近づけてみてください。良い香りがしますよ。 |
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畳の研修会 1月22日〜24日の三日間、恒例の畳の研修を東京で行ないました。 北は宮城県から南は沖縄県まで、全国からおよそ40名の畳屋が集まり、技術と知識を身に付けます。 今回の課題は主に三つ、初日は「採寸」の勉強です。 今でこそレーザー採寸器を使い、比較的簡単にお部屋を採寸できますが、レーザーなどなかった時代は「専用の物差し」を使ってお部屋の寸法を測り、部屋のゆがみを計測して、その歪みを部屋の寸法に割り振って行くと言う複雑な計算が必要でした。 私はレーザーの無い時代から畳屋をやっているので、当たり前のように使っていた技法ですが、使用頻度は少なくなったとはいえ、知っていて損は無い技術です。そして夕食後も部屋に集まって、勉強を続けます。 二日とも夜中の3時頃まで畳談義は続きました。^^; 二日目は「円形畳製作」です。(当店にもありますので、ぜひご覧ください) なかなかお目に掛かる機会も無い代物ですが、帯状の畳縁(たたみべり)をシワを出さずに丸く縫って行くことがキモとなります。 三日目は「床の間製作」です。 床の間の「畳を敷く部分」の造作りは様々あり、畳表2〜3枚分の厚みしかない場合、釘やタッカーで上から打ち付けてあることも少なくありません。 でもこれではみっともないですよね。 畳屋でも初めて触れる技術は多いもので、みんな興味を持って、熱心に吸収しようと頑張ります。 このグループは写真を観ても分かる通り、年齢や地域の垣根を越えて、心ある有志が集まり、各々の知識や知恵、技術などを惜しげも無く披露する素晴らしい会なのです。 今回は東京開催という事もあり、私も含めた東京の有志が幹事を務めさせたいただきました。 |
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月刊誌「ゆうゆう」に当店が掲載されました 12月1日発売の月刊誌「ゆうゆう」で当店を取り上げていただきました。
連載記事「吉永みち子が覗く 仕事の裏側表側」で畳職人として家内共々取材をうけ、なんとカラー・4ページで掲載していただきました。 吉永さんからは、ご自分で使用する取材用へり〜ばっぐ のご注文もいただきました。
畳の現状なども語らせていただきましたので、「小森谷畳店って、どんな畳屋?」と、興味のある方は是非ご覧になってくださいませ。 |
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軾(ひざつき)の製作 秋の例大祭用に軾(ひざつき)のご注文をいただきました。 「ひざつき」とは、神社の神前に敷かれる上敷きの事で、神前で跪(ひざまづ)いて礼拝する時に使用する敷物です。
こちらの神社では、大紋と中紋の二種類の軾をご使用になるようで、毎年ご注文をいただきます。
どちらも半畳の大きさですが、一枚の畳表を二つ折りにして二枚合わせとなっています。 もちろん、すべて手縫いで作ってあります。 |
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秋のディスプレイ いよいよ秋の畳替えシーズン到来です。 これから年末にかけて、畳替えのご注文もピークを迎えます。
畳替えのご希望日がある時には、お早目ににご予約いただけると予定を組めますので、遠慮なくお伝えください。
店頭も「秋のディスプレイ」でお待ちしていますので、お近くの方はご来店ください。 |
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四天付き拝敷(してんつきはいしき)1 拝敷とは礼拝に使用する座具で、この四天付き拝敷は禅宗の寺院で良く使われます。 四隅にある、内側に出っ張った部分が「四天」と呼ばれるもので、四天王が鎮座する場所とされています。
今回は畳表一枚で作っていますが、二枚あわせの物もあり、四天の形状が違うタイプもあります。
すべて手縫いで、紋という柄を合わせながら縫っていくので、難しく、時間のかかる仕事です。
お寺へ行く機会がありましたら、お坊さんが座る場所の下を観てください。 形状は違うかもしれませんが、畳屋が手掛ける「座具」が敷かれているケースも多いですよ。 |
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四天付き拝敷(してんつきはいしき)2 四天部分のアップです。 それぞれの縁が別パーツで縫い合わされているのが分かると思います。 |
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四天付き拝敷(してんつきはいしき)3 裏面をめくってみたところです。表面を縫っている糸が見えます。 畳表を二枚あわせにすると、この縫い糸は全然見えなくなります。 |
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1.干支の引継ぎ会議 2.ものづくり・匠の技の祭典2024(裏面) 3.白木のカウンターにも小畳(あけましておめでとうございます) 4.母の日の贈り物「へり〜ばっぐ」 5.畳の研修会 in 豊川 6.畳の裏返し 3 7.ゆく年くる年 8.「熊本県産畳表応援店」の認定をいただきました 9.熊本産地研修6 10.畳で日仏友好2 11.シブヤ防災フェス2018に出店して来ました 12.IGUSA summer sheet (寝ござ)販売中です 13.畳の研修会・愛知県 14.沖縄限定の 畳縁 15.新しいディスプレイ 16.備前焼の壺・畳の置き台 17.畳の足置き台 18.畳の演台 19.181
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