熊本産地研修1 畳表を織る(製織)研修で熊本県・八代に行ってきました。 年々い草生産農家が減少していく中、貴重な国産畳表の9割近くは熊本県八代で作られています。 産地の問屋さんで畳表の品質を見極める研修を受けた後に、畳表の生産農家に7人ずつの畳店が製織体験を行ないます。
農家さんから説明を受け、これから畳表に織るい草の選別を各自で行います。 まずはい草の穂先を見て、先枯れしているい草を省いていきます。 |
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熊本産地研修2 続いて根本の方もよく見て、曲がったり根白が上がり過ぎているものも省きます。 これらの作業を怠ると、畳表になった時の仕上がりに大きく影響してしまいます。
が、良く見ようとするほど段々分からなくなってしまうのです。。 |
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熊本産地研修3 店主がい草の選別をしているところですが、たったこれだけの量にもかかわらず、迷いまくっています。難しいです。
畳表一枚分の選別をするには、この作業を繰り返し行わなければなりません。 もちろん農家は一枚しか織らないわけではありませんから、ひたすら繰り返し行うことになりますね。 |
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熊本産地研修4 たった20センチほどの長さの畳表を織るために、眼も神経も使い切ってしまうほどですが、やっと織機に選別したい草を仕掛けて縫織の段階に入ります。
い草が縦糸を挟んで4本入ったところで、上から爪のようなものが下りてきてギュッと締めて行きます。 この作業を繰り返して畳表になっていきます。 |
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熊本産地研修5 タグが入っている部分が店主が選別したい草で織った部分です。 たった20センチほどですが、選別次第では途中でい草が折れてしまったり二本入ってしまったりと、この後の仕上げ作業に大きく影響するとともに、製品としての価値にも影響してしまいます。
幸い目を引くような難点は無かったようですので、ひと安心です。
手間暇をかけて作られる畳表は、我々畳屋にとっても貴重で大事な畳表です。 大切に保管して扱い、良い品質で安心できる畳表を畳として仕上げてお客様へお届けします。 |
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熊本産地研修6 今回お世話になった農家さんの江嶋さんご夫婦と、同じグループで参加した畳屋さんたちとの記念写真です。 お忙しいところお世話になり、いろいろ教えていただきありがとうございました。 畳屋として、非常に貴重な経験をさせていただきました。
これからも当店はすべて国産畳表を使用した畳をお客様にお届けします。 |
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畳だけ有職雛 立春も過ぎたので、今年も店頭に「畳だけ有職雛」を飾りました。 畳類だけは本物と同じ作りで仕上げています。繧繝縁を使用して、厚畳とお茵を重ねています。
作ったのは畳製作は素人の家内なので、粗が目立つ部分もありますが、初めてにしてはまぁまぁの出来ではないでしょうか? |
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畳の縁で作った御朱印帳入れ1 当店オリジナルの畳の縁で作った御朱印帳入れです。 市販の物は巾着タイプが多いようですが、御朱印帳がすっきりと収まるタイプを作りました。 御朱印帳を神社用とお寺用に分けている方もいらっしゃいますので、こちらは一冊入りと二冊入りの二種類作ってみました。
当店も二冊入りを愛用していますが、今年からは少し目立つ「花鳥」という赤い縁のものに替えました。 お好きな縁で作ることも出来ますよ。
畳の縁(へり)だけに、ご縁にも恵まれると良いですね。
こちらの写真は閉じた状態です。
※御朱印帳は色々なサイズがありますので、ご自分の御朱印帳のサイズを確かめてからお買い求めください。 |
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畳の縁で作った御朱印帳入れ2 こちらは開いた状態です。 一冊入りは被せ蓋タイプ、二冊入りはブックカバーのように開いた両側に入るようになっています。 |
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干支の引継ぎ会議(畳縁小物) あっという間に師走を迎えてしまいました。 当店では毎年恒例の「干支の引継ぎ会議」が始まりました。 今年は大嘗祭があった関係で(?)少し遅れていたようですが、無事に来年のご縁も引き継げたようです。 毎年、家内が畳縁で作っていますが、それぞれに個性があるのも良いですね。 |
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1.「畳だけ有職(ゆうそく)」雛 今年も展示中です 2.俳優の市瀬秀和さんからのご依頼で薄縁を作りました3 3.畳のランドセル・店頭展示中です 4.畳屋のクリスマス 5.「畳だけ有職」(ゆうそく)雛 6.畳に春がやって来ました 7.母の日の贈り物「へり〜ばっぐ」 8.い縄のサンダル 9.熊本産地研修1 10.高御座と畳 11.畳にサイン 12.円形畳のご注文をいただきました。 13.「くまモン」の畳縁 14.軾(ひざつき)の製作 15.畳の「鍋敷き」 16.雰囲気一新! 畳縁いろいろ 17.床の間 18.ロフトにも畳 19.雛台の畳替え(修理?)2
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